Omi Japan、日本超音波医学会 学術集会に登壇 AIエージェントによる健診DX推進について講演、「人間ドック自動スケジューリング」を発表

Omi Japanは、9月27日に開催された日本超音波医学会 第37回 関東甲信越地方会学術集会の特別企画にてグループ代表のチャン・クォック・ズンが登壇し、「AI が切り拓く健診 DX ~スケジューリング自動化による現場改革~」をテーマに講演。AIエージェントを用いた「人間ドックの自動スケジューリング」についても紹介しました。

AIエージェントとは

人間が設定した目標に対して、自らデータを収集・分析し、最適な行動を自律的に選択・実行する高度なプログラム。従来のAIが情報提供にとどまっていたのに対し、AIエージェントは複数の技術を組み合わせ、環境やフィードバックに応じて複雑なタスクも実行可能。

AIによる健診業務改革を提起

今回の講演は、医療分野におけるAIエージェント活用の知見が評価され、Omi Japanが登壇の機会を得たものです。Omiグループ代表のチャンは健診現場の課題として、検査スケジュールの調整に多大な人的コストがかかっており、突発的な変更対応や複雑な制約条件によって業務効率が阻害されていると指摘しました。そのうえで、日本の医療機関の約7割が赤字経営にある状況を踏まえ、人間ドックや健診といった自由診療領域は現場改善と同時に収益面にも寄与し得る領域であり、効率化の意義が大きいことも解説。こうした課題の解決に向け、AIエージェントを活用することの重要性を訴えました。

omi-japan-presentation

9月27日 日本超音波医学会での登壇

「人間ドックの自動スケジューリング」デモンストレーション

講演内では、人間ドックの検査スケジュールをAIエージェントが自動生成するデモを実施しました。具体的には下記のような機能により運営の効率化と安定化を実現、現場スタッフの負担を大幅に軽減します。

  • AIが自動で最適スケジュール作成:検査機器・スタッフ数・検査順序を考慮し、現場ですぐ使えるレベルの計画を出力
  • 当日の変更にも即応:患者の遅刻や検査時間の延長にも柔軟に再調整し、全体の流れを維持
  • 多様なコースに対応可能:標準検査時間や同時実施数など制約条件を事前設定し、どの人間ドックにも適用

この仕組みは、従来スタッフが十数時間を要して作成していたシフトや当直表を短時間で生成できるなど、健診業務にとどまらず医療・介護福祉分野における業務全般に応用可能です。患者の待ち時間短縮、医療機器稼働率の最大化、スタッフの残業削減といった具体的な効果も見込まれており、「疲れを知らないスタッフ」として現場を支える存在になり得ます。

今回のデモには、アクセラテクノロジ株式会社とOmi Japanが共同で開発したクラウド型AI活用ソリューション「SolutionDesk(ソリューションデスク)」を用いており、Omi Japanはこの開発フェーズを担っています。すでに商品化され、医療現場への導入が可能な段階にあることも大きな特徴です。

SolutionDesk:https://info.solutiondesk.jp/

Omi Japanは今後も、ヘルスケアDXの実装を支えるパートナーとして、AIエージェントを活用した新たな現場改革に取り組んでいきます。

【SolutionDeskについてのお問い合わせ】

SolutionDeskについてのお問い合わせは下記よりお願いいたします。
Email:[email protected]
お問い合わせフォーム:https://www.omijapan.co.jp/contact-us

10/1〜メディカルジャパンで紹介

Omi Japanは2025年10月1日(水)〜3日(金)に幕張メッセで開催される「第8回 メディカルジャパン東京」にて展示予定です。会場では、上記人間ドック自動スケジューリングのデモ体験、専門家による解説も予定されています。

【出展情報】

第8回 メディカルジャパン東京
https://www.medical-jpn.jp/tokyo/
日時:2025年 10月1日(水)〜3日(金)10:00-17:00
場所:幕張メッセ
Omi Japanブース:23-54

皆様のご来場を心よりお待ちしております。

 

ご質問等がございましたら、遠慮なくご連絡ください。

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