一般社団法人保健医療福祉情報システム工業会 (JAHIS)
検査ラボDXとは?
検査ラボDXとは、AI、IoT、ビッグデータなどのデジタル技術を検査ラボに導入し、検査の効率化、質の向上、新たな価値創造を目指す取り組みです。具体的には、AIによる画像解析やデータ分析で検査精度を高め、IoTで機器をネットワーク接続しリアルタイム監視を可能にします。さらに、ビッグデータ解析から新診断法を開発し、オンライン結果提供など患者サービスも向上させます。
国内検査ラボ市場の概要
2025年予測
全体
検査薬市場
免疫血清検査市場が最大で、
2,430億円
検査機器市場
生化学検査機器市場が最大で、
252億円
検査ラボDXの実現に向けた取り組み
-
検査プロセスの自動化と効率化
検査ラボでは、検体受付から結果報告までを自動化し、業務効率を向上させています。AI画像解析とロボット技術は、検査精度を高め、人的ミスと作業時間を削減します。
-
検査データのデジタル化と活用
検査結果の電子化は、医療機関や患者とのオンライン共有を容易にします。ビッグデータ解析は、疾患リスク予測や個別化医療への応用を可能にします。
-
検査サービスの多様化と高度化
オンライン検査予約や結果確認サービスは、患者の利便性を向上させます。AIによる個別化健康アドバイスや高度な検査技術は、医療の質を向上させます。
-
臨床試験のDX化
分散型臨床試験 (DCT) の推進は、患者の負担を軽減し、臨床試験の効率化を図ります。臨床試験システムと臨床研究システムの連携は、医療技術開発を加速させます。
国内の検査ラボDX導入事例
事例 1
IoTを活用した検査機器の遠隔監視
- IoTセンサーを検査機器に設置し、リアルタイムでの遠隔監視システムを構築しました。機器の故障や異常を早期に検知し、ダウンタイムを最小限に抑えることができました。遠隔からの機器操作やメンテナンスも可能になり、効率的な運用を実現しました。

事例 2
ビッグデータ解析による疾患リスク予測
- 蓄積された検査データをビッグデータ解析し、住民の疾患リスクを予測するシステムを開発しました。早期介入や予防医療の推進に貢献し、地域全体の健康寿命の延伸に繋がりました。

事例 3
オンライン検査結果提供サービスの導入
- オンラインでの検査結果提供システムを導入しました。患者はスマートフォンやPCからいつでも結果を確認でき、医療機関への再訪問の手間を省くことができました。検査結果に関する質問や相談もオンラインで受け付け、患者満足度を高めました。

検査ラボDXのメリット

検査関連機関にとって
検査プロセスの自動化は、人的ミスと作業時間を削減します。検査機器の遠隔監視やデータデジタル化は、効率的な運用とコスト削減に繋がります。
AI画像解析は検査結果の信頼性を高め、IoTセンサーは機器の安定稼働を維持します。ビッグデータ解析は、検査データの傾向を早期に検出し、品質管理を強化します。
オンライン予約や結果提供は、患者サービスと医療機関連携を向上させます。AIや高度な検査技術は、新たなサービス提供と検査ラボの競争力強化を可能にします。
検査データのデジタル化と共有は、検査プロセスを効率化し、医療機関との連携を強化します。検査システムと研究システムの連携は、データ分析を通じた疾患リスク予測や個別化医療の応用を促進し、医療技術開発を加速させます。

検査ラボDX支援サービスを
提供する企業にとって
検査ラボDXの推進により、DX支援サービスプロバイダーは、検査ラボ機関だけでなく、医療機関や研究機関など、幅広い顧客層向けのシステム開発やコンサルティングサービスの需要の高まりなど、新たなビジネスチャンスを獲得できます。
検査ラボDX市場の拡大により、事業機会を拡大し、競争優位性を獲得することで、企業の成長を加速させることができます。
検査ラボDXの推進を通じて、検査サービスの質の向上や、地域医療格差の解消に貢献することで、社会的な評価を高め、企業としての社会的責任を果たすことができます。
検査ラボDXの推進は、新たな技術の開発や応用を促進し、DX支援サービスプロバイダーにとっても、技術力の向上とイノベーションの創出につながります。
初期段階から運用まで、検査ラボDX
プロジェクトをトータルで
サポートします。
Omi Japanでは、医療業界特有の課題を深く理解し、専門知識と豊富な経験を持つチームが御社の検査ラボDXプロジェクトを成功に導きます。
上流工程
-
DXの計画
-
要件定義
-
システムアーキテクチャー設計
-
基本設計
下流工程
-
詳細設計
-
機能開発
-
検証
-
デプロイ
-
運用・保守
当社が開発した検査ラボDXソリューション
健康診断システム
- 健康診断システム
- 特定保険指導支援システム
- 健診システムと連携するPHR
- 健診用の問診システム
- 疾病予測
- OCRで健診結果読み込み

臨床検査システム
- 検体集荷システム
- AI OCRで検査依頼書読み込みシステム
- 検査依頼入力支援システム
- 検査依頼注文・受注システム
- PCR検査の結果参照システム(東京Olympicへ導入)
- 電子カルテと連携、検査結果返却
- 地域連携で検査データをHL7 SSMIXに変換


Omi Japanが選ばれる理由
-
検体集荷から結果返却まで、臨床検査の全プロセスを網羅するシステム開発経験があるため、各工程の課題や改善点、デジタル化のポテンシャルを深く理解しています。
-
豊富な臨床検査システム開発経験に基づいた、最適なシステム設計、開発、導入のノウハウを保有しています。
-
臨床検査データの分析を通じて、業務改善や新たな価値創出につながるインサイトを提供できます。
あらゆるニーズに対応する、柔軟なDX支援サービス
-
コンサルティング
医療・ヘルスケアの豊富な経験者による支援
DX計画作成から提案
-
要件定義・基本設計
業務でも、技術でも上流工程作業の支援
-
品質管理
日本人によるプロジェクトのモニタリング
仕事上で全て日本語で対応
-
短期間で多くのリソース調達が可能
2ヶ月で50人の開発体制の準備が可能
3ヶ月で100人の開発体制の準備が可能
-
検証
検証のデザインから実施まで可能
日本の法規則に従って検証実施
-
クラウド環境でセキュリティ対策
3省2ガイドラインの対応
コンピュータ化システムバリデーション (Computerised System Variation - CSV) の対応
加入団体
-
-
一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン (LINK-J)
-
一般社団法人Medical Excellence JAPAN (MEJ)
-
在日ベトナムDX協会 (VADX Japan)
-
WELCO Lab
各種表彰・認証

JIS Q 27001:2023 (ISO/IEC 27001:2022)
登録番号:J0538
適用規格:JIS Q 27001:2023 (ISO/IEC 27001:2022)
登録範囲:ヘルスケア/医療・介護 およびIT全般のシステム開発
登録日:2022年7月22日
変更日:2022年9月11日
有効期限:2025年7月21日
-
AWS アドバンストティアサービスパートナー
-
マイクロソフトパートナー
-
ISTQB プラチナパートナー
-
医療情報技師
-
PMI PMP® Certification
-
Certified Business Analysis Professional (CBAP)
-
ISTQB® Certified Tester Advanced Level - Test Manager
-
AWS Certified DevOps Engineer - Professional Certification
-
AWS Certified Solutions Architect - Professional Certification
-
Microsoft Certified: DevOps Engineer Expert
-
Microsoft Certified: Azure Solutions Architect Expert
-
HL7® FHIR® Implementer Foundational Certification
-
Certified Kubernetes Administrator (CKA)
-
Salesforce Certified Platform Developer I
お取引先企業様一例
FAQs
はい、当社は以下の医療ITシステムの開発経験を持ち、医療分野に特化した250件以上の実績があります。
例えば、臨床検査室向けですと、以下の例が挙げられます:
・検査受発注システム
・検体集荷支援システム
・検査結果参照システム
・電子カルテに結果連携
・AIによる依頼書読込
・PCR検査(東京Olympicで採用)
さらに、3省2ガイドラインをはじめとする医療業界の規制に精通しており、プロジェクトの全工程でセキュリティ対策を徹底しています。
その他のシステムや事例については、ぜひお問い合わせください!
当社では、ISO9001、ISMS、ISO/IEC 27001、PMBOKなどの国際基準に基づいた品質管理を行っています。また、内部専任のQA部門がバグ密度をモニタリングし、リリース後のトラブルを最小限に抑える努力をしています。
当社では、お客様のご要件に応じた技術スキルを持つメンバーをプロジェクトにアサインします。さらに、すべてのメンバーはプロジェクト開始前に、当社独自のeラーニングシステムを活用して、担当する医療システムに関するトレーニングを受けています。
これにより、プロジェクト開始時にお客様が基本的な知識を説明する手間を省き、スムーズな立ち上げを実現します。
コストメリットのあるオフショア単価(日本人SE単価の3分の一ぐらい)により、プロジェクト全体のコストを3分の2から半分に削減できます。また、経験豊富な医療ITチームをアサインすることで、無駄な試行錯誤を減らし、さらに効率を高めることが可能です。
担当のBrSE/プロジェクトリーダーおよびアカウントマネージャーが、週次または必要に応じて進捗を報告します。タイムリーなコミュニケーションツール取れるため、メール、Slack、またはお客様のご希望に合わせたツールを使用します。
はい、柔軟な人材プールを活用して、1ヶ月以内に10名以上の増員にも対応可能です。プロジェクトの規模やニーズに応じて最適な体制を提供します。減員についても1ヶ月前にお知らせ頂ければ対応可能です。
当社では、医療分野の規制(3省2ガイドラインなど)に基づいたセキュリティ対策を実施しています。さらに、ISO/IEC 27001認証を取得しており、データ保護を最優先にしています。
はい、当社が手掛けたプロジェクトのケーススタディをご提供できます。詳細についてはお問い合わせフォームよりご連絡ください。
お客様のプロジェクト要件に応じて、契約内容の変更やサービスの調整に柔軟に対応いたします。詳細はご相談ください。
はい、当社では「スマートスタート」モデルをご提案しています。
初月は1名の開発者、1名のテスター、0.5名分のブリッジSEでプロジェクトを開始し、両社の進め方を擦り合わせ期間を設けます。その後、プロジェクトの状況に応じてチーム体制を段階的にスケールアップすることが可能です。
お問い合わせフォーム
「*」は必須入力項目です。