Omi Japan、個別栄養指導AIエージェント「Omi Nutri」を発表 10月開催「メディカルジャパン」にて紹介
Omi Japanは、個別栄養指導AIエージェント『Omi Nutri(オミ ニュートリ)』(以下、「本ソリューション」)を研究開発しました。本ソリューションは、遺伝子情報・検査データ・生活習慣などのマルチオミクスデータを解析し、AIエージェントが個々人に最適化された栄養・ライフスタイル提案をリアルタイムで生成するものです。これにより、従来数時間を要していた栄養指導プロセスを短縮し、予防医療や治療支援の質向上を目指します。10月1日より開催される展示会「メディカルジャパン」にて、本ソリューションを国内で初めて紹介します。
AIエージェントとは
人間が設定した目標に対して、自らデータを収集・分析し、最適な行動を自律的に選択・実行する高度なプログラム。従来のAIが情報提供にとどまっていたのに対し、AIエージェントは複数の技術を組み合わせ、環境やフィードバックに応じて複雑なタスクも実行可能。
マルチオミクス解析から個別栄養指導を実現するAIエージェント
現行の医療・ヘルスケア体制では、栄養に関する診断やアドバイスのプロセスに多くの課題が残されています。人は誰しも異なる生体情報を持っていますが、既存のシステムでは、こうしたマルチレイヤーのデータ(マルチオミクス)を有効活用し、具体的な提案へとつなげる能力が不足しています。結果として、診療所や薬局においても個人に適したサービスや製品提案の機会を逃しているのが実情です。
この課題に応えるべく、Omi Japanが研究開発したのが個別栄養指導AIエージェント『Omi Nutri』です。本ソリューションでは、遺伝子情報・検査データ・生活習慣といったマルチオミクスデータを統合管理し、AIがリアルタイムに解析。個々人に最適化された栄養・ライフスタイル提案を自動生成します。これにより、従来数時間を要していた栄養指導プロセスを短縮し、常に最新のデータに基づいた持続的な提案が可能となります。本ソリューションは、「治療から予防へ」のパラダイムシフトを支える次世代技術として期待されており、予防型ヘルスケアの実現に向けた重要な一歩となります。
Omi Nutriを支える技術と信頼性
先進のテクノロジー
『Omi Nutri』には、栄養学に特化したナレッジグラフと、情報検索と生成を組み合わせたRAG(Retrieval-Augmented Generation)をはじめとする、最新のAI技術群が組み込まれています。ユーザーの状態に応じた最適な提案を行うために、強化学習(Reinforcement Learning)を活用しながら、判断過程の透明性を高める説明可能なAI(XAI)も導入。さらに、モデルの出力制御を可能にする独自のプロトコル「MCP(Model Context Protocol)」を用いることで、対話の文脈理解や出力品質の向上を実現しています。こうした高度なAI機能は、高セキュリティ環境下での運用を想定し、オンプレミスでのモデル展開にも対応可能な構成となっています。
高い信頼性と専門監修体制
- ICD-10やLOINCなど、国際標準規格に準拠したデータベース
- 日本とベトナムの管理栄養士・専門家による共同監修
- Human-in-the-loop方式で、AIによる判断に対して常に専門家が介在し、臨床的な正確性を担保
Omiグループ株式会社 代表取締役社長:チャン・クォック・ズン
メディカルジャパンで紹介
「Omi Nutri」は、2025年10月1日(水)〜3日(金)に幕張メッセで開催される「第8回 メディカルジャパン東京」にて展示予定です。会場では、デモ体験や専門家による解説も予定されています。【出展情報】
- 第8回 メディカルジャパン東京
- https://www.medical-jpn.jp/tokyo/
- 日時:2025年 10月1日(水)〜3日(金)10:00-17:00
- 場所:幕張メッセ
- Omi Japanブース:23-54