医療 DX
医師とMRのスケジュール管理システム開発事例
MRスケジュール管理システムは、医師とMR (Medical Representative:医薬情報担当者) との面会スケジュールを効率的に管理するためのクラウド型ソリューションです。面会予約、通知送信、予約キャンセル、情報共有(メール・チャット)など、日々の業務をサポートする多機能なシステムであり、Googleカレンダーに類似した直感的なUIを備えているため、医療現場でもスムーズにご利用いただけます。
背景と課題
システム導入の背景
MRは、医師に医薬品や医療機器の情報を提供する重要な役割を担っていますが、現場では以下のような課題が存在していました:
- 予約システムの未整備:MRが長時間病院で待機せざるを得ず、非効率な業務運用
- 柔軟なスケジュール調整が困難:事前予約や調整が行えないケースが多い
- 情報共有の非効率性:チャット機能や通知機能の不足
- セキュリティ上の懸念:医療データの安全な取り扱いに課題
- データの一元管理不足:活動履歴や成果の記録が曖昧
これらの課題を解決するために、当社はMRスケジュール管理システムを開発・導入し、医療現場のDXを推進しました。
クライアントについて
本システムは、医療業界に特化したITソリューションを展開する日系企業様のご依頼により開発されました。クライアント様は、全国の病院・クリニックと連携し、医師・医療従事者・製薬企業の業務効率化と安全な情報共有の実現を目指しておられます。
ソリューション
プロジェクト概要
Omi Japanは、システム開発のパートナーとして、要件定義から設計・開発・テスト・導入・保守まで一貫して対応。医療業界における豊富な知見を活かし、以下のような特徴を持つシステムを構築しました。
主な機能
- Googleカレンダー風のスケジュール管理(Outlook連携可能)
- 医師の空き時間に基づく予約・承認・キャンセル機能
- 個別・グループチャット、タイムライン投稿、通知、クイックリプライ
- アンケート・資料共有・統計表示
- 外部システム (EMR/HIS) との連携を想定した設計
- 高度なセキュリティ基準に準拠したデータ保護
成果
本システムは、すでに日本全国7,000以上の病院・クリニックに導入されており、医師とMRの面会調整にかかる時間の大幅な削減と、業務効率の向上に貢献しています。ユーザーからは、「待機時間がほぼゼロになった」「医師の空き時間に合わせた柔軟な面会が可能になった」といった高い評価をいただいております。
さらに、医師側からも新薬に関する情報確認や相談をMRにリクエストできるようになり、双方向のコミュニケーションが実現。情報共有の質が高まり、現場の医療品質向上にも寄与しています。
今後の展望
その情報については、まだ完全に把握できておりません。
PJのサイズ
使用技術
- バックエンド:Microservices、Java、MongoDB、Firebase、Spring Boot等
- フロントエンド:Angular(Web)、Swift(iOS)、Kotlin(Android)
- iOSバージョン:Swift 4, クリーン構築, RxSwift, Redux, Firebase Database, Storage
- Androidバージョン:Kotlin, クリーン構築, RxAndroid, Firebase Database, Storage
プロジェクト規模
- 開発期間:1年間
- 開発体制:120人月(新規開発)、10人月(保守)
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