医療 DX
病院内・院外におけるWEB面談システム開発事例のご紹介
背景と課題
システム導入の背景
近年、医療現場では働き方改革の推進や感染症対策の観点から、対面での会議や打ち合わせを可能な限り減らし、リモート対応を推進する必要性が高まっています。
特に、2024年より施行された医師の時間外労働の上限規制(いわゆる「2024年問題」)への対応や、医療機関と製薬企業間における適切かつ安全な情報共有へのニーズに応えるため、セキュアかつ利便性の高いWEB面談環境の整備が急務となっていました。
クライアントについて
本プロジェクトのクライアント様は、全国の病院・クリニックと連携しながら、医療従事者および製薬企業向けに業務効率化や安全な情報共有を支援する多様なサービスを提供されている日系スタートアップ企業です。
ソリューション
プロジェクト概要
本件は、Omi Japanがこれまで多数ご支援してきたプロジェクトのひとつであり、要件ヒアリングから、基本設計(ワイヤーフレーム・DB設計)、開発、テスト、導入支援に至るまで、フルフェーズで対応させていただきました。本システムには、Google MeetやZoomのような一般的なWEB会議サービスに求められる機能に加え、独自に実装された機能も含まれています。
過去にも多数のプロジェクトをご一緒した経験に基づいて、医療従事者や製薬企業のMRの業務に精通しており、お客様のご要望を迅速かつ的確にシステムへと具現化することが可能です。
主な機能
- WEB面談機能:パソコン、スマートフォン、タブレットなど様々な端末からアクセスし、ビデオ通話による面談を実施可能。複数名での同時面談にも対応し、場所を問わずスムーズなコミュニケーションを実現します。
- 事前接続テスト機能:面談前にネットワーク環境や端末の設定を確認できるテスト機能を搭載。面談当日のトラブルを未然に防ぎます。
- 院内スタッフとの面談機能:病院内の各部門間での情報共有や相談業務を、WEB上で円滑に行える環境を提供します。
- 院外医療従事者との面談機能:開業医、看護師、薬剤師など院外の医療従事者との連携・面談にも対応しています。
- 製薬企業MRとの面談機能:医師と製薬企業のMRとの間で、安全かつ効率的に情報提供・情報収集を行える仕組みを提供します。
成果
本プロジェクトは、当社がこれまでにご支援してきた数多くの案件の中でも、特に高い評価をいただいた成功事例のひとつです。リリース後、本WEB面談機能はクライアント企業様が提供する各種システムに順次組み込まれ、医師向け製品説明会システムなど、製薬企業による情報提供の場において中核的な機能として活用されています。
本案件を通じて、クライアント企業様との信頼関係がより一層強固なものとなり、医療業界におけるOmi Japanの技術力と対応力を改めてご評価いただく機会となりました。
今後の展望
その情報については、まだ完全に把握できておりません。
PJのサイズ
- 対応工程:基本設計(ワイヤーフレーム・DB設計)、詳細設計、開発、テスト、導入、保守・運用
- 使用技術
- バックエンド:Microservices、Java、MongoDB 3.4、Firebase(Realtime database、 Storage、 Cloud Functions For Firebase、 Firebase Cloud Messaging)、Redis、Java EE、Spring Boot、Spring Cloud、Spring Data MongoDB、Spring Security、Github、Maven、lombok、Swagger
- ウェブアプリ:Typescript、Angular 4
- iOS版:Swift、Realm、Firebase
- Android版:Kotlin、RxAndroid/RxKotlin
- ウェブ会議基盤:Twilio
- 開発工数:24人月(新規)、月に4人(保守)
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