医療 DX

病院運営におけるリストバンド印刷システム開発のご紹介

患者様に装着されるリストバンドの情報を印刷・管理するシステムです。各医療機関の運用に合わせて印刷テンプレートや印字項目を柔軟にカスタマイズでき、患者情報の確認・照合が容易になります。これにより、患者取り違えなどの医療過誤を防止し、安全性の高い医療提供を支援します。

背景と課題

導入の背景

医療機関における3点認証(医師の指示をもとに患者・薬剤(注射・点滴)・看護師の3点に間違いがないか)の義務化に伴い、患者様の取り違え防止と業務の効率化を目的として、リストバンドの活用が広がっています。その運用を支えるため、印刷内容や管理機能を柔軟に設定できるシステムの導入ニーズが高まりました。

クライアント企業概要

本プロジェクトのクライアントは、医療機関や健診施設向けに印刷機器とシステムを組み合わせた業務支援ソリューションを提供する大手企業です。自動認識技術(バーコード・QRコード等)やBPOのノウハウを活かし、医療過誤の防止や業務効率化に貢献する様々な製品を開発・提供しています。主な製品には、待合室管理システム、ラベル印刷機、採血管準備装置などがあり、多様な現場ニーズに対応しています。

ソリューション

本プロジェクトでは、開発初期段階からクライアントと密に連携し、現場の運用フローに即した要件整理と仕様設計を実施。また、将来的な拡張性と他システムとの連携性を重視し、柔軟なアーキテクチャ設計を行いました。

主な機能

  • 印刷テンプレート管理機能:各病院の運用に応じた印刷テンプレートを柔軟に定義・管理可能。
  • 組織・ユーザー管理機能:医療機関内の組織階層やユーザー権限の管理が可能。
  • API・データ定義のカスタマイズ機能:外部システムとの連携に対応するため、API仕様、データ保存形式、バリデーションロジック、印刷フォーマット、モバイルアプリ画面などをカスタマイズ可能に。

成果

本システムは予定通りに開発・導入され、現在ではクライアント企業の主力事業である「医療機関向けリストバンド提供」における付加価値として高く評価されています。

導入後、以下のような効果が得られました:

  • スマートフォンやタブレットによるバーコードのスムーズな読み取り
  • 医療現場での業務の自動化・効率化を促進
  • 患者データの照合ミスの防止による医療安全性の向上

PJのサイズ

  • 使用技術:Java, Spring Batch, Kotlin
  • 開発期間:約1年間
  • 新規開発工数:約15人月/月
  • 運用保守工数:約4人月/月

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