ヘルスケア DX
高齢者向けPHR健康支援アプリ開発
背景と課題
クライアントは、日本のある自治体と連携し、高齢者を中心とした住民の健康増進と重症化予防を目的としたPHR事業を受託していました。
従来は、健診結果や問診票、保健師の面談記録が紙や個別システムに分散しており、対象者ごとの情報を横断的に参照しながら適切な保健指導を行うことが難しいという課題がありました。
また、主な対象者が高齢者であることから、
- 文字や画面が見やすいこと
- 操作手順が少なく、迷わず使えること
- 説明が直感的に理解できるUIであること
といったアクセシビリティ面への強い要件が求められていました。
一方で、保健師や管理者側のシステムには、対象者の一覧管理、担当者のアサイン、生活習慣改善の目標設定、オンライン面談の予約・記録、利用状況のモニタリングなど、地域の健康管理業務を支える包括的な機能が必要とされていました。
クライアントについて
本プロジェクトのクライアントは、DXおよびシステムインテグレーション、医療ビッグデータ事業を展開するIT企業です。
ソリューション
本プロジェクトにおいてOmi Japanは、高齢者向けPHRアプリおよび医療機関・自治体職員向けWebシステムの要件定義支援から、詳細設計、実装、テスト、運用を見据えた導入支援までを一貫して担当しました。
高齢者向けシステムとして、アクセシビリティに配慮した画面設計と直感的な操作性を徹底しつつ、PHRという機微性の高い個人健康情報を安全かつ効率的に取り扱えるシステムアーキテクチャを構築しています。

主な機能
利用者向けアプリ
- PHR情報の登録機能
- 定期健診などの結果閲覧機能
- 基本情報・プロフィールの編集機能
- 保健指導内容(目標やアドバイス)の参照機能
- 予約されたビデオ面談への参加機能
管理者向けWebシステム
- 利用者アカウント一覧・権限の管理機能
- 利用者へのお知らせ・メッセージ配信機能
- CSVアップロード・ダウンロード機能
- PHR情報・健診結果の閲覧および健康指導内容(PHR目標など)の登録機能
- ビデオ面談日程の登録・調整機能
- 直近7日間・1か月間のログイン頻度など、利用状況をモニタリングする機能
成果
Omi Japanは、モバイルアプリと管理用Webシステムを一体で設計・開発することで、「利用者の記録」「自治体の管理」「オンライン指導」をシームレスにつなぐ、クライアントの課題に即した包括的なソリューションを実現しました。
柔軟なスケジュール対応と確実なリリース、課題発生時の迅速な対処や変更・リスクへの対応力、プロフェッショナルな姿勢についても高い評価をいただいています。
今後は、全国規模での展開とPHRデータベースの高度活用を通じて、高齢者の健康寿命延伸と地域包括ケアの推進に貢献するプラットフォームへと進化させていくことを目指しています。

PJのサイズ
- 開発期間:2025年3月18日 〜 現在
- 工数:約106人月
- 技術スタック:
- フロントエンド(管理画面):Java/JavaScript
- モバイルアプリ:Kotlin(Android)、Swift/SwiftUI(iOS)
- インフラ:クラウド環境(Firebaseによるプッシュ通知、メールサーバー連携)
- CI/CD:GitLab、DeployGate
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