OmiGroupの韓国法人Omi Korea、ソウルで「AX Summit 2026」を開催 ― 韓越SIグローバル協業モデルを始動
2026年8月12日、ソウルにて「AX Summit 2026:韓越SIグローバル戦略的協業によるAX(AIトランスフォーメーション)革新の加速」が開催された。主催したOmi KoreaはOmiGroupの韓国法人である。本サミットには両国の企業リーダー、技術専門家、戦略パートナーが集まり、AX時代のシステムインテグレーション(SI)における新たな協業モデルと、医療・ヘルスケア領域での実践的なAI活用について議論が交わされた。
「アウトソーシング」から「戦略的パートナー」へ ― 新たな協業モデルを提示
開会の挨拶に立ったOmiGroup代表チャン・クォック・ズン氏は、AX時代におけるIT外部連携は、コスト削減や従来型の受託開発の枠を超えつつあると指摘した。両国は今後、発注者と受託者という関係にとどまらず、共に考え、共に価値を創出する「Joint Value Creation(共創による価値創出)」型のSI協業へと移行しており、Omi Koreaは、ベトナムの技術力と韓国市場の戦略的ニーズを結ぶ「Technology Bridge(技術の架け橋)」としての役割を担うとした。
AXの全体像と韓越SI協業モデル
午前のセッションでは、韓国・ベトナム双方から大手企業や有力パートナーが登壇し、AXの潮流や運用基盤、AI活用の最新動向について幅広い視点が共有された。
その中で、Omi Korea営業部門ディレクターのパク・ヨルム氏は、「AIがある時代になぜソフトウェア開発の外部委託が必要なのか」という顧客からの問いに対し、Omi Koreaが単なる受託ではなく、共に創造するデリバリーパートナーであることを説明した。

信頼される医療AXエコシステムを深掘り
午後のセッションは、OmiGroupが近年、変革と適応を重ねながら注力してきた専門領域である「Healthcare AX」に焦点を当てた。医療分野でのAI導入は、信頼構築のために深いドメイン知識を要する点が強調された。
OmiGroup代表チャン・クォック・ズン氏は、医療機関向けAIエージェントの開発プロセスを紹介するとともに、診察予約を自動化するAIエージェント「MediDial」を紹介した。同ソリューションは現在、日本の医療法人京都保健会でPoC(概念実証)を実施中であり、韓国市場向けの体験版もすでに用意されている。

➡ MediDialについて詳しくはこちら:Omi Japan、「国際モダンホスピタルショウ2026」に出展 ~ 医療特化型 AI Agent Framework を提案、3日間でのべ800名超が来場
AX・SI時代の戦略的パートナーとして
Omi Koreaは、OmiGroupの一員として、AIを積極的に取り入れた高度なエンジニアリング体制(AI-augmented engineering、AIを活用した高度な技術者組織)を擁し、世界300社以上の顧客と取引を継続、顧客継続率(Customer Retention、既存顧客との取引継続率)は98%に達している。同社は、戦略コンサルティングから設計、実装、運用に至るまでの包括的なAI・SIソリューションを通じて、韓国および国際企業との協業を今後も継続し、「Joint Value Creation(共創による価値創出)」の実現を目指す方針を示した。
一方、グループ内でOmi Japan株式会社は、「医療情報システムへのAI統合ソリューション企業」という新たな企業ポジショニングを掲げ、「医療専門性」「AI徹底活用」「信頼できるAI統合」の3つを軸とする事業戦略を進めている。この新戦略は、15年にわたり蓄積してきた医療ドメイン知見をAI活用へと接続する試みであり、その知見と実績は、OmiGroup全体の医療・ヘルスケアDX事業、さらには国内外のIT産業コミュニティへの貢献にもつながるものと位置づけられている。